キッスのジーン・シモンズ「ポール・スタンレーに出会えた俺は世界一ラッキーな男」
キッスのジーン・シモンズは、50年来の相棒となるポール・スタンレーに出会えたことを「世界一ラッキー」だと思うそうだ。彼いわく、ふたりの関係はジョン・レノン&ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー&キース・リチャーズとは異なるが、“1+1=2”ではないという。
シモンズは『Classic Rock』誌のインタビューでこう語った。「俺が世界一ラッキーな男である理由の1つが、ポール・スタンレーと出会ったことにある。俺らの場合、1+1=3だ。彼は、俺が持ったことがなかったブラザーみたいなものだ。俺らはあらゆることで意見が異なるが、何の問題もない。俺らはジャガー/リチャーズではない。レノン/マッカートニーでもない。そんなことは夢にも思わない。でも、彼らだってお互いに盾突いてた。ここではそういうことは起きたことがない。この先も決してな」
ふたりが生み出したキッスは2023年、現行のラスト・ツアー<End Of The Road>を終幕予定。シモンズはかねてより、最後の公演では「泣きじゃくる」「笑いと涙があるだろう。多くの感情があふれ出す」と話しているが、スタンレーもそれには同意するそうだ。彼はこの『Classic Rock』誌のインタビューで、「記念碑だ。圧倒されるよ。信じられないほど感情的になるだろう」「間違いなく、笑いのほかに十分過ぎるほどの涙があるだろう」と話した。
<End Of The Road>は今週木曜日(7月21日)、ヨーロッパでの日程を終え、8~9月にオーストラリアを周る。