キッスのジーン・シモンズ、オリジナル・メンバーの再結成実現に向け「手を尽くしているが…」
キッスのジーン・シモンズによると、彼とポール・スタンレーは、キッス最後のツアーでオリジナル・メンバーの再結成が実現することを願い手を尽くしているが、なかなかエース・フレーリーとピーター・クリスの同意を得ることはできないという。
『Chaoszine』のインタビューで、フレーリーとクリスはキッスの最終公演に関与するのかと問われたシモンズは、こう答えた。「俺らは努力したよ。俺はまだトライし続けてる。ポールと俺はエースに会い、彼を説得しようとした。彼は“俺はこうしたい、ああしたい”って言ってた。それは無理だ」
「俺はエースとピーターに、“ツアーに来いよ。お前らの部屋や必要なものを用意するから。アンコールで登場しろ”って言ったんだ。エースは、“やだね。俺が出演するとしたら、俺がスペースマンとなり、トミー(・セイヤー)に去ってもらうときだけだ”って言ってたよ。俺は、“そんなことは不可能だ”って答えてる。第一、俺はエースのことを気にかけているが、彼は絶好調ってわけじゃないだろ。彼はそんな風にはプレイできない。そんなスタミナはない」
「俺らは、彼らのことを気にかけている。これは俺らが一緒に始めたことで、彼らはこのバンドの初期、俺とポールと同じように重要な存在だった。それは間違いない」「だから、扉はいつでも開いている、それが(この質問に対する)答えだ。もし、彼らがステージに飛び入りし、アンコールで俺らとプレイできれば、最高だ。でも、俺らがトミーとエリック(・シンガー)を追いやるなんてことはない」
また、先月、キッス関連イベント<Creatures Fest>でフレーリーとクリスをはじめ、ヴィニー・ヴィンセント、ブルース・キューリックといった元バンド・メイトたちがプレイしたのを目にしたかと問われると、シモンズはこう答えた。「誰かが30秒くらい(映像を)見せてくれた。すごく悲しかった。俺はピーターを見て悲しくなった。俺が(キッスの)ドキュメンタリーに参加しないかとピーターに連絡を入れたとき、彼の健康は万全ではなかった。彼のプライベートの部分だから、俺が詳細を明かすつもりはない。でも、彼には身体的に無理だ。エースもそうだ」