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Information ポール・スタンレー「 やっとだが『KISS Meets the Phantom of the Park』を認めてやらねば」



輝かしいロックスター達のテレビ映画デビューまでの道筋を辿る Foo Fighters の劇場最新作『Studio 666』, そして "駄々をこねる子供のように" これを渋々受け入れると一言をこぼすギタリスト

BY SETH ABRAMOVITCH / Hollywood Reporter

最新作『Studio 666』(2/22公開) では, Foo Fighters が長期にわたって, 映画界のスターダムをめざすバンド達の山あり谷ありな 仕きたりに浸っている。この新たなホラーコメディ映画は1978年公開の『KISS Meets the Phantom of the Park』(ここ10年で史上最低に酷評されながら史上最もキッチュな奇異さが愛親しまれている映画) を受け継ぐような作品である。

そのハードロックバンドの派手なコスチュームとメイクアップ姿, パイロテクを生かしたステージショーのおかげで彼らは世界レベルの大物アーティストへと変貌を遂げた。(1977-1979年レコード&グッズ売上1億ドル, 今日まで売上約4億ドルを記録) そして彼らのマネージャーであるビル・オーコインは更なる高みを狙っていた。不思議なことに, 『The Flintstones』『The Jetsons』などを制作してきた アニメーションスタジオ Hanna-Barbera(ハンナ・バーベラ) にNBCむけの映画製作オファーがまわってきたという。

映画『KISS Meets the Phantom of the Park』は L.A. のダウンタウン北西に位置するテーマパーク Six Flags Magic Mountain(シックス・フラッグス・マジック・マウンテン) にて撮影が行われ, あらましとしてはアンソニー・ザーブが演じるマッドサイエンティストを追ったものとなっており, 彼によるKISSメンバー(ジーン・シモンズ) をコピーしたアニマトロンとファイアブレスやレーザーアイのような超能力を偶然手に入れた本物との戦いが繰り広げられる。

「駄々っ子みたいに認めてやるよ」とポール・スタンレーが一言。「校舎を乗っ取るのに必死なアホどもみたいでしたねって客観すべきだ。演技とか何も知らないし, 映像制作とか何もわからなかった。アイデアとしてあの映画を一言であらわすとしたら『Hard Day's Night meets Star Wars』だったね事実上は。まぁ, どっちにしてもほど遠かったけれど。それどころか, 最終的には一月後にCBSでやってた『The Star Wars Holiday Special』に近しい感じになってしまったよ。それでいて時が経つにつれてファンのお気に入りになってきてしまった気まずさがね」