ポール・スタンレーによると、現行のキッスのラスト・ツアー＜End Of The Road World Tour＞は2023年初めには終了する予定だという。

当初は2021年7月17日にニューヨークで閉幕する計画だったが、パンデミックによりツアーは2020年3月から1年5ヶ月中断。その分、最終公演の日程も延びた。

8月中旬にツアーを再開し、スタンレーはすでに終わりについて概算しているそうだ。彼は、『Ultimate Classic Rock』のインタビューで「俺は、2023年初めまでには終わっていると強く信じている」と話した。

そして、いくら望まれようが、これがラストであることに変わりはないという。「以前の疑似グッドバイはバンド内部のダイナミクスを反映したものだったが、今回はスターチャイルドが真の終わりだと言う、“物理的現実”だ。俺らがやることは身体的な負担が大きい。オースティンでプレイしたとき、野外で湿度100％だった。そんな中、2時間半走り回ったんだ。ギターだけじゃない、13キロものギア着けてだ」

「心変わりなんて考えられない。メンバーの人柄とか敵対意識とか音楽性の違いとか、そういったものじゃない。純粋に現実的な理由だ。時をもてあそぶことはできるが、結局は時が勝つんだよ」

キッスはラスベガス長期公演も含め、2022年2月初めまで北米でツアーを開催し、その後、オーストラリア、南米、ヨーロッパを周る。現時点で2022年夏の日程まで告知されている。