セイヤーとKISSの破天荒な旅路

By Jason Vondersmith /  pamplinmedia.com

「Oregon Music Hall of Fame」にて殿堂入りを果たし, その偉大なるロックバンドで「ザ・スペースマン」として20年間目に踏み込んだトミー・セイヤー

伝説的なロックンロールバンド KISS のギタリストでの経験としては実に "恵まれた" ものでありました。20年以上にわたりツアーで世界中をまわり, グループ内で "ザ・スペースマン" として知られるそのメイクアップ, コスチューム姿と爆裂なステージパフォーマンスをもってして, ジーン・シモンズとポール・スタンレーの傍らで演奏を続けてきました。

KISSでありふれた日々にもそろそろ終止符が打たれるかもしれません。というのも, シモンズとスタンレーから告知があった8月18日からスタートを切り, 10月9日に閉幕する『End of The World Tour』がアメリカでのツアーとしては彼らの最後の舞台になります。「Detroit Rock City」や「Rock and Roll All Nite」「Shout It Out Loud」などの名曲に加え, その他数々のヒット曲と収めた成績で知られるこのグループは今年の12月下旬から来年の2月上旬にかけて, ラスベガスのカジノリゾート, Planet Hollywood (プラネットハリウッド) にてレジンデンシー公演を計画しているとのこと。

そして, おそらく50年近くにも及ぶそのミュージック・アンド・ショータイムの偉大さに幕を閉じることになる。

KISSでの彼の全成果とゲフィン・レコーズ協力のもとで名声を勝ち取ったポートランド出身のバンドBlack 'N Blueとの時代を遡る中, セイヤーは「Oregon Music Hall of Fame」にて殿堂入りを果たしました。皮肉にも, セレモニーは10月9日になるそうですが, このような良い知らせは入選者たちはすでに告知されているとのこと。Black'n Blueとともに入選されていたビーバートン出身のセイヤーにとってこれは2度目の入選となるそうです。