キッス、シンデレラのツアー・メンバーだったゲイリー・コルベットが死去
キッスやシンデレラのツアーに参加してきたキーボード・プレイヤーのゲイリー・コルベットが、がんと闘病の末、亡くなった。
彼の家族は先月半ば、コルベットが侵攻性の強い肺がんを患っていると明かしていた。『Loudwire』によると、木曜日(7月15日)、「がんとの厳しい闘いの末、ゲイリー・コルベットが昨晩、息を引き取った」との訃報がもたらされたという。
キッスのTwitterには、「ゲイリー・コルベットががんにより亡くなったと知り、ショックで悲しい。ゲイリーは、ポールの最初のソロ・ツアー&キッスのCrazy Nights、Hot In The Shade、Revengeツアーでキーボードをプレイした。たくさんの素晴らしい時間を共にした。彼の妻Lenoraと家族にお悔やみを」と追悼の言葉が投稿された。
4歳のときにピアノのレッスンを始めたという彼は、70年代半ばにチェリー・ヴァニラやイアン・ハンターらのツアーに加わり、80年代にはセッション・ミュージシャンとして知られる存在となった。シンディ・ローパーの「She Bop」(1983年)の共作者の1人でもある。80年代後半、ルー・グラムのソロ・ツアーに参加したとき、ツアー時のキーボード奏者を探していたポール・スタンレーにグラムから推薦されたという。
今年初め、がんと診断され、先月の時点で脳と骨に転移していたと伝えられている。