キッスのジーン・シモンズ「ラスト・ツアーはあと2年は続く」
キッスが最後となるツアー<End Of The Road World Tour>を始めて9ヶ月が経った。
ジーン・シモンズは、あと2年は続けるつもりだという。
彼は『Larry King Now』のインタビューで、こう話した。
「長いものになる。あと2年は続ける。すでに世界中の93都市でプレイした。またそこに戻るつもりだ。だが、俺は70だ。72になったら、ステージを去るときだ。俺ら、長過ぎるってくらいステージに留まっているバンドを目にしてきた……。飽きられる前に去りたいだろ。もっと観たいってくらいでいいんだ。長過ぎるのはなしだ」
キッスは2000~2001年にもフェアウェル・ツアーを行なっているが、今回が最後になるのは間違いないという。
前回の“ラスト・ツアー”の開催、復活した経緯について、シモンズはこう話した。
「46年前、俺とポール、ピーター・クリス、エース・フレーリーでバンドを結成したとき、誰もマラソンになるとは思っていなかった。そして2000年代初め、機能しなくなった。態度が悪かったり、プロフェッショナルじゃなかったり、ドラッグやアルコールなんかが原因だ。それで、俺ら“トップになりたい、世界で一番ホットなバンドでいたいって思えないなら、止めよう”ってなったんだ。で、しばらくしたら、“またやれるんじゃないか? タイヤがパンクしたんなら、新しいものに交換すればいいんじゃないか?”って思い始めた」
「俺はザ・ビートルズのことを考えたよ。“あの4人じゃなきゃ”だが、リンゴはオリジナル・メンバーじゃなかった。“ヴァン・ヘイレンのリード・シンガーが変わるってのもありだ”って思ったよ。実際、その通りだった。俺が結成したバンドだ。自分の言ってることはわかってる」
<End Of The Road World Tour>は来月、オーストラリア/ニュージーランドで開催。
その後、12月に日本に上陸する。